レポートでアメコミについて書きたいと思っています。
アメコミのヒーローは
アメリカにとってどんな存在なのでしょうか?
また、アメコミについて書かれたお勧めの本などもあったら教えていただきたいです!
アメコミといっても新聞の四コマまんがではなく、いわゆるスーパーヒーロー物の事だと仮定して。
一言で言えば「アメリカン・ウェイ」の具象化だと思います。
テレビシリーズでのスーパーマンのナレーションは「真実と正義とアメリカンウェイの為の終わり無き戦い」と謳っていました。
超人的な力を持つ人間の形をした存在が、自らの信じる正義の為に戦う。
第二次大戦前後、さらには60年代の冷戦時代は単純に「アメリカの正義とそれに対する悪」というはっきりした対象があり、単純明快な勧善懲悪な「正義の味方」
それが70年代のベトナム以後は自分の正義が信じられない、本当に正義を行っているのかという不安による「苦悩するヒーロー」
さらに現代は移民や貧困層、社会不安などの「身近な問題」とそれに対する考えの違いにより、分離集散、内部対立等による同士討ちやキャラクター間の愛情問題などの「力を持つ混沌」
と、それぞれの時代に合わせたアメリカの姿そのものではないかと思います。
参考書籍としては小野耕世氏の著書が何点かあります、さらっと概要を知るにはいいと思います。
バットマンになりたい ― 小野耕世のコミックス世界: 晶文社 (1974)
アメリカン・コミックス大全: 晶文社 (2005)
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